先日、とても悲しいお別れがありました。
特養で働いていると当然のお別れではありますが、やっぱりどなたが亡くなってもとても悲しいです。
ご本人やご家族に満足いただけただろうか?もっと出来る事はあっただろうか?その度に思います。
今回は、その娘さんから理事長に渡された手紙でとても救われた気持ちになったのでこの場を借りて披露したいと思います。
『小池洋志先生
「かがやき」スタッフの方々へ
母が大変お世話になりました。言葉では言い尽くせないほど感謝しておりますこと、
どうしてもお伝えしたくてペンを取りました。
”かがやき”に入所させて頂いて二年一ヵ月、本当によくして頂いて母も私達も幸せでした。
入所しておられる方々も皆そうでありましょう。
○○様もよく動いて下さり感謝しています。
施設長様を始めスタッフの方々、笑顔で温かく接してくださいました。
”かがやき”でお世話にならなかったらこんなに長生きできなかったと思います。
二年前の四月 胃から大量出血した時も、すぐに なにわ生野病院に運んでくださったので一命を取り留めたこともありがたかったです。
又今年 思温病院に入院させてくださり、大腸から千ミリを越える出血も入院中で、すぐに手当てをしてくださって助かりました。
すべて小池先生のご指示のおかげでございます。
なにわ生野病院のお医者様もとても親切で 思温病院の院長先生も とても温かく接してくださり、行く度に母に会わせてくださいました。
つくづく「医は心、医は仁」だと思わされました。
又「後は施設に帰られたらお母さんに一番良いでしょう」と言ってくださったこと、
又母の厳しい状態ながら施設がよくぞ受けてくださったと今更ながらお礼申し上げます。
コロナ禍の中 スタッフの方々の頑張りに頭が下がります。特に看取りに入ってから 毎日母に会わせて頂いたこと、六週間の意味は大きいものです。
ご迷惑でしょうに いつも どなたも気持ちよく接してくださいました。ありがとうございました!
スタッフの方々が心をこめて一つになって入居の方々に親切にお世話しておられます。
母にもリスクもありましょうに、お風呂に入れてくださいました。
やはり、お風呂に入れて頂くと 母の表情は違います。髪も洗ってくださりサラサラで気持ち良さそうでした。
私はありがたくて思わず泣いてしまいました。
ユニット方式ってすばらしいですね。一人一人に目が行き届きます。
どんなに年を重ね、頭がしんどくなっても、一人の人間として皆様が接してくださったこと、忘れません。
若い女性のスタッフの方が「私達にできることなら、何でもしてさし上げたい」と言ってくださいました。
介護の仕事は尊い、大切なお仕事ですが、その分
しんどいことも多いと存じます。「せめて桜が咲くまで生きていてほしい」と一心に神様にお願いしました。
皆様のおかげで満開になるまで生きていてくれました。
「散る桜 残る桜も散る桜」人は誰しもいつかは最後を迎えます。
その終焉が、この「かがやき」で迎えさせて頂いたこと心よりお礼申し上げます。
二月十三日、先生とお話しさせて頂いた時、「親と思ってお世話します。」と仰ってくださった通り、
一番良いようにお世話してくださいました。
ありがとうございました。
小池先生には母の告別式に立派なお花をお供え頂き重ねてお礼申し上げます。
丸いお花のテーブル、素敵です。
初めて見学に行かせて頂いた時「素敵!」って思いました。
お料理もおいしく作ってくださって最後はゼリー食で、一生懸命に食べさせてくださり
水分も取らせてくださいました。ありがとうございました。
看護師さん、皆さんありがとうございます。
今まで私は三人の親を見送りました。それぞれ病院でしたが、よくして頂きました。
最後に母を”かがやき”で見送りました。
「こんなにして頂けるところがあるのか」と思いました。母が一番幸せだったと感謝しています。
何のお礼もできず申し訳ありません。
どうぞ皆様、お身体を大切に”かがやき”で輝くお仕事を続けてくださいませ。簡略ながら一言お礼申し上げます。
ありがとうございました。母に代わって厚く御礼申し上げます。
乱筆乱文どうぞお許しください。 かしこ
○○○○子の娘
●●●●子』
しんどい事も沢山ありますが、介護の仕事に関わって良かった!と思った瞬間でした。
今日も頑張ります!